放送大学の放送授業はいつでも自分の好きなタイミングでオンデマンド的に授業を視聴できるので昔と比べて勉強しやすくなった。10年前はインターネット放送には対応しておらず、当該回が放送されるのを待つ必要があった。
私は「日本語リテラシー」の学習を進めている。この科目では、漢字・ひらがな・カタカナの成り立ちや、パラグラフのまとまりやつながりなど、日本語での文章を書くための必要な技術を学ぶことができる。
私流の放送大学での授業の学び方を「日本語リテラシー」を題材にして紹介したいと思う。
すでに放送大学の授業を進めている方には役の立たない記事になっていると思う。こういう学習の仕方もあるのだと理解して欲しい。
放送授業の基本的な進め方
放送授業の科目の基本的な進め方は以下の通りである。
- 授業番組を視聴する、または印刷教材を読む
- 通信指導問題を提出する
- 所属学習センターで試験を受ける
通信指導問題でNGが出ることがあるかわからないが、全問間違いで試験を受けられませんでしたということは避けたいので、印刷教材はすべて読むようにしておきたい。
最短距離で課題を攻略する
通信指導問題の1問は、印刷教材・授業1回分に相当している。設問に書かれている問題は、その章で先生が学生に対して一番理解してほしい主張である。
よって下記の順に進めていくとスムーズに理解が進む。
- 通信指導問題を1問読んで、設問から先生が言いたいこと(生徒に聞いてもらいたいこと)を読み取る
- 印刷教材の該当の1章を読む
- 通信指導問題に答える。1に戻って繰り返す
遠回りのようだがこの方法が私にとって最短距離での攻略方法であった。
問題について
通信指導問題での書き方にも注意すべき点がある。
第1問の場合には「印刷教材第1章および放送授業第1回」と書かれている。これは印刷教材だけで答えることができる問題である。
反面、「放送授業第2回」と書かれている第2問の場合は、印刷教材だけでは答えを導き出すことができない。放送授業を見なければ答えを得ることができない。
10年前の放送授業は観ているのが辛くなる授業が多かった。先生も印刷教材に書かれていることを読みながら進めていく形式で、番組を視聴する必要がなく退屈そのものだった。
「日本語リテラシー」は21年開設の授業だからか、放送授業にメリハリがあって楽しい。